お花屋さんにネット利用の口コミ宣伝が効果的である理由《市場の特徴》
お花屋さんがネットを利用した口コミ宣伝に適している理由には、市場の3つの特徴が関係しています。
3つの特徴とは、
1. どこの店でも、似た商品を扱っており、差別化しづらい
2. 需要が特定日に集中する
3. 商圏に限定や条件がある
この3つの特徴を、お花屋さんの売上増加の条件に変えると以下のようになります。
1. ⇒ブランド作り
2. ⇒月間売上の平均化
3. ⇒お馴染み客の獲得
さて、それぞれの特徴について、その特徴に内在する問題点を抽出していきます。
1. 差別化が難しい ⇒ ブランド作り
どこの店でも売っている生鮮品といえば、野菜が思い浮かびますが、花束を購入する場合、野菜ほど産地や価格などの品質を比較して購入しません。
日常に花を購入する多くの場合、外観、商品展示、接客などから感じる店のイメージや、買い物帰りに立ち寄れるなど、購入の際のアクセス条件で選びます。
しかし、前もってその利用が分かっている、冠婚葬祭や祝祭事の場合、デザインやコスト、自宅への配達や遠方へのギフトなどのサービスで選びます。
「普段遣い」と「ギフト」に分けて、マーケティングを行い、その結果を元にブランディングをする必要があるのです。
では、お花屋さんのブランド作りとはなんでしょうか。
詳細は、お店によって違いますが、共通して言えることは、店主様やスタッフの方々の「人柄」が、ブランド作りの基礎に大変重要に関わっているという点です。
お花屋さんに口コミ宣伝(バイラルマーケティング)が効果的だという理由はここにあります。
店主様との最低2時間のインタビューにより「お店の価値」をまとめるWebマーケティング診断を行っています。実際の診断結果(簡易版サンプル)はこちらからダウンロードしてください。
2. 特定日に受注が集中する ⇒ 月間売上の平均化
お花屋さんの市場には、モノ日(お彼岸、お盆、お正月)、母の日、クリスマス、卒業&入学などに受注が集中するという特徴があります。
実際の割合はお店によって違うと思いますが、年間2割の期間の売上が、年間売上の8割を占めるという、2:8理論(パレート分布)のような、需要の偏りが考えられます。
売上を伸ばすには、残りの年間8割の期間の売上を底上げすればいいのです。
そのために最適な方法が、口コミ宣伝(バイラルマーケティング)です。
口コミ宣伝の基本はこちら
3. 商圏に限定や条件がある ⇒ 馴染み客の獲得
母の日やクリスマスなどの特別な日に、馴染みの花屋さんにお花を届けてもらう。
花屋さんと付き合う側からすれば当たり前のことですが、花屋さんはお客様の期待に応えるために、色々なことに思いを巡らして、様々なケースに対応すべく準備をします。
以前、私も何も知らない頃に、友人の花屋に、母の日に結婚式の花束の配達をお願いしてしまい、友人の親戚の方が幼児を抱えて、届けてくださり、大変恐縮したのを覚えています。
ご贔屓にしていただくのはありがたいですが、あまりにも無計画に商圏を広げると、お客様の期待に応えるためのコストが掛かってしまうことがあるのです。
だからこそ、近場のお客様と如何に信頼関係を築くか。これが重要になります。
口コミ宣伝を強化して、お客様とのコミュニケーションを増やして、太いご商売にしていきましょう。
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